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北里大学の研究グループが脊椎動物の性システム進化の一端を解明 ~オス決定遺伝子はメス化にも関与する~

◎北里大学の研究グループが脊椎動物の性システム進化の一端を解明 ~オス決定遺伝子はメス化にも関与する~

[北里大学]
【先端研究】
▼北里大学の回渕修治特任助教、伊藤道彦准教授の研究グループは、オス決定遺伝子dmrt1の“プロモーター”≪注1≫を各種の脊椎動物で解析した。生殖巣は体細胞と生殖細胞から構成されているが、解析の結果、脊椎動物共通と想定されていた体細胞での“DMRT1駆動型オス化システム”≪注2≫が初期の脊椎動物では存在しなかった可能性が示唆された。また、脊椎動物進化過程でダイナミックな“プロモーター”変遷が起きたことも分かった。さらに、ツメガエルでdmrt1発現を生殖細胞特異的にノックダウンすると、遺伝的メス個体に精巣構造(性転換)が観察された。すなわち、dmrt1は、体細胞発現はオス決定に、生殖細胞発現はメス決定に寄与すると考えられた。この研究成果は、2016年12月7日、分子進化学の国際学術雑誌『Molecular Biology and Evolution』に掲載された。
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=10618