
横浜市立大学が、遺伝子発現を抑えるヘテロクロマチン構造の形成機構を解明~がんの発生やiPS細胞産生の原理解明に向けて
◎横浜市立大学が、遺伝子発現を抑えるヘテロクロマチン構造の形成機構を解明~がんの発生やiPS細胞産生の原理解明に向けて
[横浜市立大学]
【先端研究】【大学間連携】
▼横浜市立大学の研究グループは、名古屋市立大学の中山潤一教授らとの共同研究で、遺伝子の発現が抑えられるヘテロクロマチン構造形成に関与するタンパク質の結合機構を解明し、タンパク質から伸びた紐様構造のタンパク質同士が結合し、タンパク質の結合を強くしていることを世界で初めて明らかにした。がん細胞やiPS細胞ではヘテロクロマチン構造が異なることが示されているため、がんの発生やiPS細胞産生の理解につながる。この成果は、Nature Publishing Group『Scientific Reports』に掲載された(平成28年3月3日英国時間10時にオンライン掲載)。
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